この春、晴れて社会人一年生となる予定の息子くん。
新生活に向け、いよいよ本格的にお部屋探しがスタートいたしました。
※前回までの記事はこちら ⇒「実録!お部屋探し&引っ越し」タグ記事一覧
息子の場合、フレッシャーズとはいっても最初はほぼ新卒フリーランスに近い状態。
「月のうち20日は会社に出勤、残る日数が自分の音楽制作時間」という、ちょっと変則的な【業務委託】形式で働くことになっています。
いずれは正社員契約に移行するのですが、入社当初は「見習い」のような形かな。会社といっても音楽や映像制作の仕事がメインなので、一般企業とは勤務形態がだいぶ違うんですよね。
というわけで、賃貸契約の方は難航しそうだな~……と覚悟して部屋探しに臨みました(笑)
今回は、そんな事情のある DTMerにとって重要な「部屋探しのポイント」を、実際に不動産屋さんとやり取りした体験談と共に書いてみたいと思います。
Contents
逆算2か月~1か月半前の「部屋探し&引っ越しスケジュール」
それでは、ここでもう一度目安となるスケジュールをおさらいしておきましょう。
(今回は、下の表の2か月~1か月半前のマスの時期に取ったアクションについて書いています)
時期(引っ越し日から逆算) | アクション内容 |
---|---|
~3か月前 (~12月) |
■ 現在住んでいる部屋の解約手続き(契約書で定められた期限までに済ませておく) ■ 希望の引っ越し先(駅・沿線など)の大体の目安を決める。 ■ 家賃相場や周辺の環境などをリサーチ。 |
2か月~1か月半前 (1月) |
■ 不動産会社への問い合わせ・下見開始 |
1か月前 (2月) |
■ お部屋決定・契約 ■ 引っ越し業者の選定・見積もり依頼 ■ 現在住んでいる部屋の引き渡し日を不動産屋さんに予約 ■ 各種手続きのリストアップ |
半月前~1週間前 (3月) |
■ 各種手続きの実行 ■ 転居先の下見・必要なものの購入 |
気になる物件を一括検索サイトから問い合わせ、内見予約をしたものの……
賃貸物件一括検索サイトをしばらくリサーチして、「この家賃なら払えそうだな」という範囲の物件もだんだん絞り込まれてきました。そこで息子くん、キャッシュバック賃貸というサイトから、気になる物件について問い合わせてはみたのですが……
実は部屋探しを始めた当初、物件は「家賃の安い街」を基準に探していたんです。けれども実際に候補地を絞って電車賃を調べてみると、意外に交通費が高くつくことが分かったんですよね。
息子の場合、スタート時は業務委託なので出勤時の交通費は自腹。ならば極力安く抑えなければなりません。そんなわけで、結局予約した物件の内見はせず、代わりにもっと職場に近い別の物件を紹介してもらうことになりました。
(一括検索サイトを使った感想については、この記事の終わりの方で触れています)
■ DTMというパソコンでの音楽制作をしているので、音が響きにくいRC造の物件
■ 交通費は自腹なので、勤務地の浅草まで徒歩~自転車で通えるくらいの距離
■ 管理費を含め、家賃は6万円以下
うーん、相場が高い浅草という場所を考えると、これってなかなか厳しい条件ですよね(笑)
収入を証明できない息子の場合、審査に通らない可能性が……
ここでもうひとつ、懸念される問題点について窓口で相談してみました。
息子の場合、いずれ正社員に切り替わる前提とはいえ、入社当初はほぼフリーランスに近い就業形態。なので「審査に通りにくいのではないか」という心配があったのです。
相談の結果、会社に就職証明書を発行してもらい、パパさんには連帯保証人になってもらって「とりあえず先に審査に出してみて、通った物件から選ぶ」ことになりました。
不動産屋さんによっては、審査に通りにくい人を成約に繋げるためのノウハウを持っていたり、そうした人向けの物件を多く扱っていたりするところもあるようです。
なので、まずはその点を素直に相談してみることも大切なんじゃないかなと思います。
DTMerは築年数もチェックせよ!RC造といっても名ばかりの可能性大
お店の方の話では、建築物の新耐震基準が施行されたのが1981年なので、それ以前に建てられたものは「鉄筋コンクリート造とは言っても名前ばかりで、実際は中身がスカスカという可能性もある」のだということです。
つまり、物件選びの基準としては、「1982年以降に建てられた(新耐震基準に合致した)もの」であるかどうかも考慮すべし、ということなんですね。
ラッキーなことに、息子くんはこのときたまたま良い物件が出たタイミングに居合わせたらしく、お店の人が「おっ!」という顔で物件の詳細情報が書かれた紙を印刷してくれました。
そこに載っていたのは、審査がそれほど厳しくなく、築年数も浅く、なおかつ自転車で通勤できる距離にある物件。家賃は管理費込みで6万円、まさに希望にドンピシャです。
他には浴室乾燥機やロフトなどもあり、一目で人気物件だと分かるお部屋でした。
※写真はイメージです。
少々心配だったのはRC造ではなく木造である点ですが、お店の人同士の会話で「音楽物件」だと言っていたのが聞こえたので、きっと音漏れに関しては元々心配の少ない建物だったのだと思います。
現在居住中の物件だったため、内見より先に審査を申請
このマンションは、2月中旬に入居指定が付いた、現在はまだ「居住中」の状態にある物件でした。現在の入居者が引っ越すまでは内見ができないため、先に審査をお願いすることに。
息子くんの引っ越し希望日は3月中旬なので、スケジュール的にはまだまだ余裕があります。
実はこのときの一連の流れが幸いし、最終的に息子はこの物件に入居することができました。
(検索サイトでたくさんのお気に入り登録が付くほどの超人気物件だったのですが、内見可能日より先に審査を通しておいたため、「一番乗り」でこのお部屋を押さえることができたというわけです)
※写真はイメージです。
万が一審査が通らなかったときのため、別の物件もいくつか候補に挙げておいたのですが……気になるお部屋がほとんど「入居中」だったため、この日は上記の物件の外観&周辺環境と、別の物件をひとつだけ内見して帰宅しました。
この時点では、上記の「キャッシュバック賃貸」の他に「イエプラ」というサイトにも内見予約を入れていたのですが、先の物件が気に入ったので、イエプラの方はキャンセルすることにしました。
ほぼ新卒フリーランスの息子が入居審査のために提出した書類内容
■ 連帯保証人承諾書(年収・居住形態・居住年数等記入あり)
■ 就職証明書(勤務先の社印が押されたもの)
■ 免許証コピー
■ 契約者本人の印鑑証明書(後日提出)
■ 連帯保証人の印鑑証明書(後日提出)
※物件によっては住民票などが必要になる場合もありますが、今回は必要ありませんでした。
書類は提出したものの、内心では「審査に落ちたらどうしよう……」とヒヤヒヤしていたのですが、どうにか無事に通過することができました。不動産屋さんには感謝・感謝です!
問い合わせるなら確実にキャッシュバックをもらえるサイトを選ぼう!
気になる物件をしばらくリサーチしたあと、息子が実際に不動産屋さんに問い合わせメールを送ったのは、「キャッシュバック賃貸」というサイトからでした。
このサイトは、他の検索サイトに比べると「お祝い金」をもらえる条件がゆるく、
問い合わせた物件で契約できなくても、同じ不動産屋さんに「別の物件を紹介されて契約した場合」はキャッシュバックの対象になります。
(他のサイトだと、大抵「問い合わせた物件で成約した場合のみ」しか対象になりません)
↓↓ 成約後、マイページから申請するとこんな風にお祝い金がもらえます。
一括検索サイトに載っている物件は、動きが早い時期には「掲載中であってもすでに借り手がついている」ことも多く、結果的に 問い合わせた物件で契約できる可能性は低め。
なので、キャッシュバックを確実に受け取りたいのであれば、始めから別の物件を紹介してもらうことを前提に、住みたい地域に強い不動産屋さんを選んで内見を申し込むのが一番安心だと思いますよ。
問い合わせボタンを押したら、各不動産会社から一斉にメールが!
「キャッシュバック賃貸」は、その物件を扱っているすべての会社から連絡がくるシステムになっているみたい。そこで、届いたメールの中から実際に足を運ぶ不動産屋さんを選び、その一店舗にだけ内見予約のメールを返信しました。
返信して間もなく不動産屋さんの営業担当者の方から電話が入り、予約日時が確定。あとは実際に店舗に足を運ぶだけです。
それまでの間にももちろん、住みたい街や物件のリサーチは続行していました。
さらに同時進行で「チャット形式の部屋探しサイト」を利用!
「キャッシュバック賃貸」と合わせてすごく役に立ったのが、チャットで物件探しができる、こちらの「家AGENT+(イエプラ)」というサイトです。
このサイトは希望条件を入力し、あとは待っているだけで部屋情報が届きます。深夜0時まで対応してくれるので、時間も場所も選ばず部屋探しができるのがありがたかったです。
「イエプラ」を使ってみて何より良かったのが、内見予約をすれば【不動産業者専門の物件サイト】を見せてもらえるということ!
この物件サイト、実際に部屋を決める上でめちゃくちゃ役立ちました。
結果的にイエプラでは成約しなかったのですが、
一括検索サイトで希望に合った部屋を見つける
↓↓
イエプラの物件サイトで「おとり物件ではないか」をチェック
――という流れで、気に入った物件の詳細情報をどんどん調べていきました。
イエプラの場合、チャットなので多少のタイムラグが生じたり、担当者とのやり取りがチャットと電話とでは少し噛み合わなかったりする部分はありましたが、先に挙げた【不動産業者専門の物件サイト】を見られるメリットはかなり大きかったと思います。
登録は無料なので、興味のある方はぜひ利用してみてくださいね。
祝い金がもらえる賃貸情報サイト「キャッシュバック賃貸」
■ チェックボックスで複数路線から一気に探せるので使いやすい。
他のサイトは祝い金をもらえる条件が厳しいけど、ここは条件を満たしやすいです。
深夜0時まで不動産のプロに無料で相談ができる「家AGENT+(イエプラ)」
■ 希望条件を登録すると紹介物件が届き、チャットで簡単にお部屋探しができます。
内見の予約まで全部設定が可能、あとは決まった物件を見に行くだけでOKです。
① 始めるのはいつからがベスト?時期は?ポイントは?
② 逆算引っ越し2か月前、賃貸物件探しスタート!
③ RC造は築年数も考慮せよ!早めの審査で人気物件GET
④ 内見当日、必要書類を持参してそのまま契約へ
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